企業理念やビジョン、商品やサービスに込められた想いといった、抽象的な概念をユーザーに伝えるための動画をコンセプトムービーといいます。
言葉や文字では伝えにくい「概念」を視覚化することでユーザーに共感を与え、アクションを起こしてもらう「プロモーション展開」を目的とする点で、商品やサービスの直接的なアピールを目的としない「ブランディング動画」とは異なります。
コンセプトムービーは主に以下のような目的で制作されます。
- 競合他社との違いを明確にすること
- コンセプトへの共感・納得を得ること
- 価格競争のなかで選ばれる存在になること
1.競合他社との違いの明確化
商品やサービスの画一化が進む現代では、最初は革新的だったサービスもすぐにコモディティ化(他の似通ったサービスと内容が平準化し、市場価値が低下すること)するために差別化が難しく、ユーザーから選ばれる存在となるためには他社との違いを明確にしなければなりません。
企業の歴史や商品・サービスにかける想い、目指すビジョンなどのコンセプトを、写真・テキストの約5,000倍と言われる情報量を持つ動画で打ち出すことで、見込み顧客からは明らかに異なる存在だと認識させ差別化できる大きな要素となります。
2.コンセプトへの共感・納得を得る
商品・サービスの機能的な価値よりも企業の思いなどの情緒的な価値に焦点を当てるコンセプトムービーは、より視聴者の共感を得やすいという特徴があります。
商品を開発した背景や、商品やサービスの提供を通じてどのような未来を描いているのかなど、表面的には分かりにくい情報を伝えることで視聴者の感情を動かします。
視聴者の共感を得られれば企業や商品・サービスのファンを獲得でき、より強固な信頼関係を築くことが購買行動へとつながります。
3.価格競争の中で選ばれる存在になる
視聴者であるユーザーとの信頼関係を築きやすいこともコンセプトムービーが支持される要因です。
膨大な情報が氾濫する現代では、ユーザーはそれまでの受動的な情報取得ではなく、能動的に自ら取捨選択して情報を取得する傾向が強まっています。このため企業側の意見を一方的に押し付ける動画広告は視聴者に不快感を与えるリスクがあり、「共感を得る」ことに重きを置いたコンセプトムービーなら、リスク回避とともに信頼感を築き、自社の商品やサービスがより選ばれる大きな要因となります。
コンセプトムービーの活用シーン
コンセプトムービーは「新商品やサービスの良さを伝える時」や「採用活動をしたい時」などに特に大きな効果を発揮します。
商品プロモーション
新しい商品・サービスの展開を始める際には、その商品やサービスにどのような価値やメリットがあるのかを伝えなければなりません。消費者がまだその商品やサービスを知らない場面では、企業が提供する商品やサービスのコンセプトを伝えるのにコンセプトムービーを利用することで、「どのような想いで生み出され、利用者の課題を解決するためにどのような工夫が施されているのか」をアピールでき、共感を得ることでユーザーのロイヤリティ(商品やサービスへの信頼や愛着)を高めることにも役立ちます。
採用活動の促進
採用活動を行う際は、求職者に対して企業の「想いを伝える」ことが大切です。
「どのような企業なのか」「どのような魅力があるのか」など会社の理念に基づく採用コンセプトを伝えるには、コンセプトムービーが効果的です。
コンセプトムービーを活用すれば、言葉では伝わりにくい理念やビジョンを、情報量が豊富な動画に載せてより具体的に可視化できます。
ブランドイメージの確立
確立されたブランドイメージは、企業の知名度向上だけでなく商品やサービスの販売時にも強い効果を発揮します。コンセプトムービーを利用することで視聴者に対し、商品やサービスへの共感や親しみを持ってもらうきっかけ作りが可能です。
あえて商品やサービスに関係ない側面を見せてみたり、普段は表に出ることのない葛藤やこだわりを知ってもらうことなども、視聴者に親近感を持ってもらうことに大きな効果を発揮します。
コンセプトムービーは Shosan Film へ
このように、抽象的な概念をより具体的にユーザーに伝える「コンセプトムービー」にご興味を持たれたら、お気軽に当社までお問い合わせください。どんな映像を作れば良いのか、映像制作には何が必要でどんなことが行われるのかなど、お客さまお一人お一人に合わせて丁寧にご案内いたします。
当社代表、様々な業界を渡り歩き豊富な社会経験を持つ映像ディレクター遠藤翔太が、お客さまの抱えるお悩みをひとつひとつ丁寧に解決に導きます。